「【都市型保育施設(OPEN1年目)】大阪市中心部・駅チカ好立地/設備・スタッフ完備の認可外保育園
更新日:2024年10月7日
項目 | 詳細 |
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スキーム | 事業譲渡 |
事業内容 | <サービス内容> ・一時預かりサービス 営業時間:9時~19時、定休日:月曜日 対象年齢:0歳~9歳 定員:1日12名(職員2名体制で8~12名、施設の広さは15名まで対応可能) <利用状況>(2024.9.10時点) ・登録者数:17組 ・利用者数:1日0~4名程度(平均:1.5名程度)。0~1歳児が中心。週2・3回の利用者が多い。 <園の特徴> ・手ぶらで一時預かりOK ・道徳観を重視したスタッフ採用による丁寧な保育 ・食事提供あり(自園調理、持参も可) ・LINEの活用(利用予約、保護者との連絡、園での様子の写真共有などにも活用) <集客方法> ・外看板、ホームページ、インスタグラム、パンフレット <立地・環境> ・JR大阪環状線野田駅徒歩6分、千日前線玉川駅徒歩4分、梅田駅まで車で10分 ・周辺にに公園3か所 ・ファミリー世帯向けマンション多数 ・大通りに面し、車での送迎に便利 <物件> ・賃貸物件、広さ:82.95㎡(1F~3F:各22.84㎡、4F:14.43㎡) ※:1F・2Fは託児スペース、3Fは多目的ルームとして使用中。 ・家賃(共益費込):19万1800円、駐車場:なし ※:上記の他初期費用、約100万円が必要です。 <競合状況・市場需要> ・近隣の競合は少ない(企業型保育の託児所は複数あり) ・24時間対応へのニーズあり(現在は未対応) ■事業の強み/差別化ポイント ・許認可対応・設備・スタッフなどスタートアップ完成済 ・複数の駅に近接し、大阪市中心部へのアクセスが良好。ファミリー向けマンションが多い地域で、潜在顧客が豊富 ■補足情報 <財務情報>※2024.4~8月までの実績値 ・売上高:350千円 ・営業利益:▲1,977千円 ・純資産:3,450千円 <今後の展望・課題> ・園児募集の強化 ・24時間対応や月極保育の導入など、サービス拡大の余地あり <その他> ・事業継続にあたり、新たに保育士1名が必要。(現状は代表が資格を保有) ・1年間のバックアップサポート付きで、円滑な事業継承が可能 |
業種 | 幼稚園・保育園 |
譲渡希望金額 | 150万円 |
希望金額の根拠 | 認可外保育園設立に掛かる初期費用、役所申請などのノウハウ、譲渡後のサポートを鑑みた価格 |
経営者続投 | いいえ |
事業形態 | - |
所在地 | 大阪府 |
設立年 | ‐ |
従業員数 | 5人以下 |
譲渡資産 | 設備,ノウハウ,SNS/ECアカウント(譲渡可能な旨を運営会社に確認済み) ・建物付属設備:2,930千円 (外装/内装/看板設置/キッズ手洗い場/ライト) ・保育設備:180千円 (机/椅子/バンボ/玩具/設定保育用具/ベビーベッド/本/生活必需品/キッズトイレ/しきりガード/パズルマット/ベビーカー/調理器具/ベビー食器等) ・電化製品:340千円 (冷蔵庫/インターフォン/エアコン/固定電話/照明等/防犯カメラ/コピー機/テレビ) |
M&A交渉対象 | 法人、M&A専門家、個人(会社代表・役員)、個人(会社員・自営業等) |
自走可能 | 未回答 |
重視する点 | 時期 |
譲渡理由 | その他 園の運営予定者の体調不良もあり、現代表一人での運営が困難となったため。 |
専門家 | 専門家による代理掲載案件 (専門家手数料あり) |
財務概要 | 売上高 0円〜500万円 営業利益 損益なし 減価償却費 - 役員報酬総額 - 現預金残高 - 有利子負債 - 純資産 0円〜500万円 |
評価 | C |
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コメント | (良い点) JR大阪環状線野田駅徒歩6分、千日前線玉川駅徒歩4分、梅田駅まで車で10分と大阪市中心部・駅チカ好立地/設備・スタッフ完備の認可外保育園(一時預かりサービス)の事業譲渡案件。許認可対応・設備・スタッフなどスタートアップ完成済の状態というのは魅力的なポイントの1つだ。1年間のバックアップサポート付きで、円滑な事業継承が可能というのも本件検討をする上では安心材料の1つになるだろう。 (注意点) そもそも、2024.4~8月までの実績値で営業利益が▲1,977千円の赤字となっている点は大きな懸念点の1つ。事業運営を開始してまだ半年も経っていない状況なので仕方のないことかもしれないが、これが構造的な問題なのか、あるいは一時的な赤字で今後の黒字化が見込まれているのかでは大きな違いが出てくる。事業の継続性や成長性を丁寧に確認し検討をすることが重要そうだ。また、本件は事業譲渡スキームとなっており、不動産賃貸借契約を引き継ぐ際に初期費用で約100万円が必要となるような記載があり、留意が必要だ。また、事業継続にあたり、新たに保育士1名が必要(現状は代表が資格を保有)ということだ。対象事業取得にあたっては確認や検討すべきポイントが比較的多い印象でなので、丁寧かつ慎重な検討が必要だろう。 なお、本件は専門家による代理掲載案件なので、成約時等に取得費とは別に、専門家への報酬の支払いが発生する可能性がある。 (譲渡価格) 役員報酬総額や減価償却費が不明な点には留意が必要だが、現状で営業赤字となっているため、譲渡希望金額の150万円は割高な印象だ。一方で、自身でゼロから事業立ち上げをするコストとの比較で言えば、150万円は比較的安い金額になる可能性がある。 (取得後の経営) 事業開始間もない状態での引き継ぎとなっており、運営実務や人員確保、集客など含めて、経営を軌道にのせるまで経営全般でかなり積極的な関与が必要になりそうだ。 (全体評価) 現在の営業赤字が取得後に黒字転換できる目処がつくかどうかが本件検討の大きなポイントになりそうだ。黒字転換の目処がついた後で、譲渡希望金額の150万円が割高なのか割安なのか、妥当なのか検討すべきだろう。いずれにしても、興味関心のある業種やエリアであれば、まずは実名開示依頼をして追加の資料情報を取得しつつ、検討をしてみてほしい。 |
※1
この評価は、対象会社や事業、もしくはその関係者の評価を表すものではなく、公開されている限定的な情報をもとに株式会社Shylphが独自に判断するM&A案件としての評価です。案件への取り組みやすさや、取得後の経営の難易度等を総合的に判断して評価をつけていますが、案件成約を保証するものではなく、最終的にはご自身の判断で案件をご検討いただくことを前提としています。
※2
公開された限定的な情報をもとに株式会社Shylphが独自に判断しコメントしたものであり、その内容の正確性、真実性、網羅性等を担保するものではありません。
評価基準の明記
A:懸念点無し、すぐに案件検討進めるべき
B+:ほぼ懸念点無し、1〜2点確認して案件検討を進めるべき
B-:懸念点有り、懸念点を確認しつつ案件検討を進めるべき
C:多数の懸念点あり、多くの懸念点があり慎重に案件検討を進めるべき
D:案件検討しない方がよい、またはM&Aの案件ではない
No.240021
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株式会社Shylph(シルフ)では、個人M&Aの買い手に特化した伴走支援【M&Acompass】を提供しています。M&Acompassは、これまでM&Aの専門家のサポートが十分に届いていなかった個人の買い手向けの伴走支援であり、成約を目指すための戦略立案・案件探しといった初期的な工程からクロージングまでを支援するサービスです。
後継者不在などで事業承継の問題を抱えている企業や事業の譲受や引き継ぎに関するサポート体制も万全です。2023年からサービスを本格的に提供し始め、現在、入会者および成約者も増加中!!